FF考察

FFのナンバリング中心にあてもなく考えるだけ

WoFFとゲーム声優

どこにもリンクを貼っていない。

更新してない期間も長い。

のに、なんかアクセスだけは定期的にあってびっくりしている。今月もう、100viewだそうなんだが、どうなってるんだ。どこかで晒されたんだろうか。晒すポイントもない気がするけど。あの、もし何かでリンク張るような時があったら、一言お願いします。

 

例の如くたくさんある下書きを放置して新しい記事を書いています。情熱がまだあるうちに考えを書いてみたい。

 

いつもの通り、このブログは一時的に考えたことを垂れ流すだけなので、書き終わった瞬間に考えが変わっているかもしれないし、そうだとしても訂正はしない。

 

本題。

この記事のタイトルの全文は、「WoFFの体験版をプレイした感想と、そこから考える自分のゲーム声優のキャスティングについての意見」だ。長い。

 

10/17に配信されたWoFFの体験版を、その日のうちに最後までプレイした。これは18日に途中まで書いてた記事なんだけど、もう発売されちゃったし適当に書き足して放出しておく。

まあ色々首をかしげるポイントも納得するポイントもあったのだが、一番大きく残ったのが「オリジナルキャラクターのキャスティング」だ。

ご存知の通り、10と13以外のオフラインナンバリングやDFFのキャスティングは割と硬派だ。(15は知らない) 年齢の若いキャラにも安易にアイドル声優を使わず、ある程度ベテランを起用している。件の12だって、前に書いた記事の一件から、まあオンドゥルってても良いかなと思っている。彼ばかり喋り捲るってわけでもないし。13と零式は、声優クラスタが声優だけで絶賛するという目にあってから、キャスティングという点ではあまり触れたくない。

WoFFから声がついたナンバリングも、なかなかシブいというか、良いキャスティングだったと思う。ファンアートではくっころ要員みたいな扱いを受けることのあるセリスだって、きっちり良い声帯をもらっている。エドガーもイケメンじゃなく、ハンサムだけど一国の王という風格だ。ファリスなんかシビれた。てっきり若いヒロイン系の女性声優が無理して低い声出すと思ってたから、ドスが効いてて嬉しくて泣きそうだった。FF5をプレイした時に憧れてやまなかったお頭だった。

だがオリキャラ、テメーはダメだ。

 

声優を起用するゲームで、声優に必要なのは「ずっと聞いても疲れない声か」だと思う。ナビゲーターを務めるキャラクターやセリフを喋るタイプの主人公などの、進行によっては四六時中声を聞く必要があるキャラクターは特に。耳触りが良く、演技力がしっかりしていて、どんな理由でそのゲームをプレイしたとしてもエンディングまで付き合い続けられる声。

 

DFFをやっていて、自分の操作キャラの声が聞いていられないことはまずない。いや、セフィロスの声が変にええ声すぎてツライとか、対戦相手のトット様に煽られまくってキレそうとかそういうのではなく。もう限界だ聞いてられない、一旦イヤホン置こう、落ち着こう、とはならない。ちょっと声が耳に刺さる感じのあるモーグリだって、めちゃくちゃベラベラ喋る訳でもなく、それに姿形は違えど歴代の可愛かったり勇敢だったりするモーグリ達の思い出補正がかかる。

 

で、だ。

自分は、あくまでも自分はだが、WoFFのオリジナルキャラ、特に体験版でナビゲーターを務めるタマとセラフィの声が、耳についてしょうがなかった。無理だあれを聞き続けるのは。

タマはいわゆるマスコットキャラ系というか、高めの声でハイテンション気味、「〜なのです〜!」って感じの喋り。セラフィは逆にずっとダウナー系の喋りで、「別にいいんじゃーん?」みたいな。

なんていうか、FFの世界に「メインに近いキャラクターとして」こいつらいていいのかなっていう。

いや別にね、竹達彩奈さんや喜多村英梨さんの声が嫌なんじゃないんですよ。竹達さんはデレマスの幸子結構好きだし。喜多村さんは青エクの出雲ちゃん可愛かったし。

ただ、「FFという作品のファンが」「長時間聞き続ける」という用途に合わないと思うんだ。

セリフも含めて、仮にもファイナルファンタジーの名前を使って、「新しくも懐かしい」みたいな古参も取り込むようなキャッチコピーで、というかレジェンド召喚を大々的に売り出してるあたりFF旧作ファンが対象層で、こんなキャラを出すのかと。しかも原作キャラはマッチしてるもんだから早々イヤホン抜けないし。音楽はいいし。あとぶっちゃけ主人公二人は声要らないし名前変更できないんですか

あと、ほんと街で出会うNPCなら世界観行方不明だったり尖ってる人が居てもネタとして捕らえられるよ。ゼルダのアゲハちゃんみたいな。なぜか大出世してゼルダ無双出てるけど。

そうじゃなくて、同じ外伝だしゼルダ無双で例えるなら、プロクシィがネットスラング多用する上にデスボでパンクファッションに身を包んでるみたいな、そういう感じなんですよ。ゼルダの伝説の、ハイラルの住人じゃねーよって。(プロクシィも結構苛立つ声してるけど、ゼルダの妖精って割とそんなもんだよね)

で、その声のウエイトが結構重い。ヘーイ、リッスン!だけだったらいいんだけど、クセの強い口調のボイスがひっきりなしに流れるわ流れるわ。ツライ。あとぶりっ子&ダウナーがマシンガントークしてる感じ、厨二病の女子を想起させて古傷が痛い。やめろ、かさぶたをほじくるな。厨二病なのは野村絵のファッションセンスだけでいい。

FFと銘打って出すには全体的に痛々しいんだな。だからすごい違和感感じるんだ。

例えば女児向けアニメのマスコットキャラでタマとセラフィが出る。タマはデザインも声もプリキュアとか出ても違和感ない感じ。セラフィはダウナーは問題かもだけど、タマとボケツッコミなら普通にありだと思う。デザインはぴったし。

例えばハーレムものラノベ原作の映像に出る。全然問題ない。声もあってるし。ギャグ要員なのか、実はキーキャラなのかはともかく。

ファイナルファンタジー」の名を冠するゲームに出る。おかしくない?????

微妙な違和感わかるだろうか。いや微妙でもなんでもなくテメーどこから迷い込んできたんだよ。

 

話がずれるけど。

FFはどっちかっていうと硬派なRPGだった、と思う。硬派、っていうのはストーリーというより全体の問題。保守的っていうのとも違うなあ。なんていうか、12くらいまでは「心に残るファンタジー・SF小説を読んでる感じ」だった。必要以上にイケメンがモテるシーンも美女のサービスシーンもない。キャラクター、かっこいいでしょ?かわいいでしょ?ってアピールしてくる感じがない。魅力は態とらしくなく行動で示してくる。媚びてこない。だから好きになったのもある。キャラゲーじゃなく、ストーリーのゲームだなって感じ。どっちがいい悪いはないけど、ToLoveるジョジョを読んでるくらいの違いはある。自分はジョジョの物語性が好きだからジョジョを読む。可愛いヒロインの女の子のセクシーショットや好意表現は嫌いじゃないむしろ好き、だけど、ジョジョにそれは求めてない。

キャラゲー方面で成功しているRPGもある。テイルズシリーズなんて結構容姿・性格ともにバンッと魅力をアピールしてくるキャラばっかりだ。現に魅力的に感じるキャラは何人もいる。キャラから気になった作品もある。けどFFにそれは求めてない。FFの、緻密な世界観や壮大なストーリーに惹かれているからFFの新作をチェックしているのだ。キャラを好きになるとしてもストーリーからだ。

FFのキャラは、背中で語る。なんて言ったらいいすぎだけど、普段は魅力を前面には押し出してこないけど、ここぞというイベントで「この人すごく好き!」って思える感じがする。

例えば6のセッツァー。自分が長いこと好きなキャラだが、彼自身に差し迫った旅の目的はない。そこそこ大事なイベントも特に目印もなく見逃せるタイミングにある。なんていうか、崩壊前まではそんなにパッとしない。彼の見せ場は崩壊後だ。ダリルの墓、それからエンディング。彼自身スカーフェイスで天邪鬼で根無し草、酒もギャンブルも嗜むどころじゃないし、スペック的には大して魅力的な訳じゃない。でもプレイし終わった時には、「最高の仲間だよ」と言えるようになっている。ダリルの墓なんてFF6の中でも屈指の燃えるシーンだ。

 (ここまで10/18)

 

まあ何が言いたかったかというと、キャラゲーにいい悪い言うつもりはないけど、FFはキャラゲーじゃないでしょって話だ。セッツァーの例とか要らなかった。

 フォロワーさんがWoFF製品版をプレイしているようだ。彼女は自分とはかなり異なる、「やりこむ」タイプのシステム重視プレイヤーだけども、彼女的にはノセノセの組み合わせとか図鑑埋めがやりがいがあるようだ。

また別でRTされてきたツイートでは、モンスター図鑑のギャグが寒いという画像が。申し訳ないけどクソ寒かった。ウケると思っていたならライターを変えろってレベルだ。だるーん口調となのです口調もあるし、ワザとじゃなくて本当にウケると思ってたのかもしれない。やめてくれ。

ストーリーについてはまだ感想を見ない。自分はスマホゲーでDFFシリーズのオペラオムニアに期待をかけておく。あとサガのスカーレットグレイスは買いたい。やっぱり安定したスタッフ陣に安心させられる。

FFは新規層が増えた7ですら今年で20周年だ。ファンはここまでのFFの歴史を踏まえて期待して新作をチェックする。その重みというか、歴代作品に魅了されたプレイヤーを蔑ろにしてはいかんと思うし、こういう所の積み重ねがあるんじゃないかなあと思ったりするんだ。

オチはない。