オペラオムニアと考察と
久しぶりの投稿。
待望の「ディシディアファイナルファンタジーオペラオムニア」が出ました。長い。
以下OO表記。
いつものごとく下書きから公開までに時間が経ってます。スコールイベント踏まえて加筆。
15は買わなかった人もOOは待ってたんじゃなかろうか。PSPのディシディア、設定的に色々無理はあれどお祭りゲーとしてはある程度面白い。自分のようなコマンド式RPGしか遊べないゲーム下手でもどうにかストーリークリアはできる。同じノリでテイルズのお祭りゲーやったら序盤で死んだので、ディシディアは割と簡単なのだと思う。
ところで、OOのLINEアカウントは登録しているだろうか。キャラの名前を送信すると、OOに参戦しているキャラについてはデフォルメ絵とプロフィールが表示される。適当にキャラ名打ち込むと分かるが、既に参戦していてプロフィールが出るキャラ、参戦は予定されているがまだプロフィールがないキャラ、まずキャラ名に反応すらされないキャラの三種類がいる。二番目のタイプはティーダやカイン、ライトニングなどが確認できている。好きなキャラに今の所見込みがあるのかないのか確認できるので登録するのもありかと思う。
さて、自分は今五章の途中だが、そこまでちょっと考察したいと思う。当然ながらネタバレを含むので、避けたい方はバック推奨。また、アケディアはほとんどやってないので二柱の神についてはよく分からない。
・コスモスvsカオスの構造に似た、マーテリアvsスピリタスの構造。物質(身体)vs精神…でもイミテーションは魂のない殻って感じだから司ってるのはマーテリアのイメージだけど…
・モーグリ怪しすぎるだろ。今の所怪しんでいるのはオニオンとシャドウ?あとフリオ?ここまでモーグリがストーリーに介入してくるのも不思議な感じ(どちらかというと内向的で隠れ住む種族じゃなかった?)
・序盤の敵対者:クジャ。運命を変えるために行動している(つまり本編と一緒で死にたくない?)9のパーティメンバーもクジャも本編クリアまでの記憶がある。
・モーグリ曰く「ひずみを閉じるのは光の力」。でもひずみを閉じられるクジャ。FF世界において光と闇は対になる存在だが、光=正義、闇=悪ではない。マーテリアはクジャの中にも光を感じている。
・次の敵対者:サイファーと風神雷神。本編後らしく、ユウナの使命を聞き騎士になろうとしていた。やっぱりキレやすい性格は直っていない。クラウドに対して、スコールに似てて気にくわないという理由で喧嘩売る。なんか焦っているように感じたのは気のせい?
・マーテリアは、敵対するサイファーに仲間になることは望めないのか?と聞くが、モーグリは、人間は主張ですれ違うものと説く。
(ここまで公開4日目くらい、やっとこの時点でのストーリー全クリ)
(ここから2/8更新)
とりあえず現時点でのマーテリア側人員の分類。
・反乱軍:フリオニール、シャドウ
・傭兵紛い:スコール
反乱軍はフリオによる呼称。リターナーって呼んでたのはシャドウなのかな?ロックがいそうな感じ。フリオが「こちらの人間がいなくて説明に困ってたんだ」的なことを言っていたからフリオとシャドウは同じグループでいいと思う。反乱軍内も情報統制が取れているわけではなく、シャドウはモーグリ懐疑派だけどフリオはそうでもない?
スコールとフリオ達は所属が別?
シャドウの雇い主は誰か?その前に情報を買ってたシーモアではないだろうし…
元の世界の記憶の残り具合の差が気になる。
WOL:いつもの如くぼんやり。
フリオ:「反乱軍」の一員であったらしき記憶がある(=本編は始まってる) どこまでか不明
オニオン: 不明
4:セシルとヤンは仲間になっているがエッジはまだ出会っていない。但しエッジの加入は最後なので詳しいストーリーの進みは不明
バッツ: 不明
6:クリアまでの記憶がありそうな感じ?
7: ユフィは仲間になってるらしいが序盤すぎて分からない
8:少なくともサイファーはストーリー後(ユウナに対する「使命を持った女性は守らなきゃいけない」趣旨の発言、「今度こそ騎士に」などから)
9:多分ストーリー後、または終盤(ジタンがクジャの性格と行動目的について理解している節がある)
10:ユウナはストーリー前、シーモアはストーリー後(ユウナがシーモアを死人だと知らずすぐに異界送りをしていない)
12:不明
13:ストーリー後?少なくともストーリー途中。ホープが「前だけ見てれば」、サッズが「遺跡には縁がある」
14:筆者が14のストーリーを知らないので微妙だけどお互い暁の血盟の同志であるという趣旨の発言あり
零式: キングがレムの体調を気遣う発言(既にマキナとレムがある程度打ち解けている?) レムがそこまで悲観的でない、キングが自分達の最期を知っていそうにないのでマキナ別離前か
4が好きなのもあって4勢が中途半端な記憶の残り方なのちょっと気になる。この時点ではまだ四天王と戦ってない=ゴルベーザが本格的に話に登場してないはずなので、兄さんが何か首突っ込まれると困る状態なのかな…それとも他のカオス勢(スピリタス勢?)の問題?
あと9はそもそもお互いの存在自体に関しては和解してる、行為に関してだけ問題にしてるあたりがファンとしては嬉しかった。姫様出るかな…姫様はナンバリングヒロインの中ではダントツと言っていいほど出て来ないから出てきたら嬉しいなあ。
あとシーモアクラスタとしてはやっとシーモアに焦点が当たったことが嬉しいです。クジャとかは行動の理由について毎回詳しく突っ込んで貰えるので、シーモアもそういう方向で行くといいな。彼もまた生まれと環境の結果歪んでしまった悪役だし。今後のストーリーも期待ですね。
私がFF初心者に4を進める理由
色々下書きあるのにふと思い立ってこれを書いています。いつも通りだね。
余談ですが、12/15発売の某スクウェアRPG、実は試遊会なるものに参加してきたんですが、某シリーズ好きにとっては「正当進化」とでもいうべき作品でした。目新しさはないけど安心感がある。シリーズものはこうでなくちゃ。キャラデザ、監督、音楽と核メンバーが変わっていないからこそ成せる術だなあと思います。このブログを読むようなスクウェア古参厨(自分含め)は好きだと思う。
さて本題。
タイトル通りの話です。自分は、同世代のFFのナンバリングをほとんどやったことのない人には、必ず4を勧めてる。自分にとって最初のタイトルで、思い出深いのもあるんだけど、他にも理由があるので書いておきます。
① 何をしたらいいかわかりやすい
どこへ行ったらいいか、今の中期目標・短期目標が何なのかはっきり分かるため、普段RPGをやらない人でも迷いにくい。セシル視点で最後まで話が進むから話が分からなくなりづらい。
②一応のハッピーエンディング
色々問題は残るものの、結婚・和解という平和な終わり方なので、相手にバッドエンド耐性があるか分からなくても勧められる。勧める時は基本的に人が死なないGBA版を勧めるようにしてるけど、ハードの都合上DS版しかやってもらえたことがない…。続編があるのでそちらも合わせて勧めるのもいいかも。
③遊べるハードが多い
3と同様の最多ハード数だと思われる。特に、多くの若者にとって現役機であるPSP・3DS・スマートフォンの全てで遊べるのは大きい。ちなみに筆者の友人はほとんどが女子なのもあって、据え置き機を持っている人、更にアーカイブスで遊ぶ人は少ない。スマートフォンで買い切りゲームをする層も限られてくるので、相手が普段あまりゲームをしないなら素直にDS版を勧めるのが良い。
④ストーリーがお決まり的である
王道ではなく、スクウェアあるあるの宝庫ってはなし。主人公の兄貴分でライバルが裏切るとか、強い幼女とか、死んだと思ったら生きてたとか、主人公を助けるために捨て身の時間稼ぎとか、黒幕とラスボスは別とか、まあとにかく、スクウェアRPGでよくある流れとか様式美みたいなものに溢れている。FFだけでなくいつかは他のスクウェアRPGもやってほしい自分としては触れやすい4でスクウェアの作風を知ってほしいな、という願いをこめつつ勧めている。
⑤キャラクターが不遇でない
4を機にFF系のソシャゲをはじめてくれた友人もいた。自分は夜神月の顔で「計画通り…」と言っている訳だ。というのも、4はどんなソシャゲでも不遇になることがない。前期作の中では一番優遇されてると言っても良いのではないか。例えば、前期作クラスタにもプレイヤーの多いFFRKではチュートリアルでカインがもらえる。FFBEでもセシルはかなり出やすい方だし、オペラオムニアにも既にセシルとカインは参戦が決定している。どのゲームでも4のキャラといえばこの二人はほぼ確実に出てくるし、リディアやエッジ、次点でローザもそこそこ出て来る。(ぶっちゃけどうしてこんなに優遇されているのかよく分からない)
⑥音楽が有名
4の音楽はとにかく名曲揃いだ。もちろん他のナンバリングもだが、4はRPG音楽として王道な割と聞きやすい曲が多い印象がある。「愛のテーマ」や「赤い翼」はゲーム音楽番組などで聞いたことがある人もいるんじゃないかと。あと、自分の世代だと、「ゴルベーザ四天王登場!」というヒャダイン氏のアレンジ曲が替え歌MADで猛威を奮ったので、FF4は知らないけどゴルベーザって名前は知ってる、みたいな人もいる。(ギャグ系の替え歌MADと言えばウエスタンショーと四天王登場の二本柱みたいなところがあった)
⑦4の知識を下敷きにすると他の作品が楽しい
LIVEALIVEと9のことだ。LIVEALIVEの中世編は、4のバロントリオの関係性のIFと言われているし、9の白金の針のくだりはパロムとポロムのセルフパロディだ。余談だが自分は9が好きなのだが、9の基礎知識としてやっておいて欲しいナンバリングが多すぎて簡単には勧められない。また、「おれはしょうきにもどった!」や、「おうさまのベッドでねちゃおうっと!」、「いまじゃ パワーをメテオに!」「いいですとも」とか、とにかく名言(迷言)が多く、FFクラスタ以外にも知られている。
他にもいろいろ4に良さはあるけど、FFを普段やらない人にプレゼンするならこんな所だろうか(もちろんストーリーは伏せるが)。とにかく面白いからやってみて!という勧め方ではいまだプレイしてもらえたことがないので、どういう面が魅力か、どう相手の知識と繋がるかを簡潔に伝えた方が良い。自分と同年代は致命的にFFと縁がない(一番ゲームをやる中高時代にナンバリングの新作が出ていない)ので、15に興味を持った人やなんかをうまーく引き込めればと思う。ちなみに筆者はこの前高校時代の任天堂クラスタの友人に4を布教成功し、今はエッジと会ったあたりらしいです。早い。FFRKを始めて、3DSのシアトリズムにも興味を持ってくれました。ゲーマーに布教するとフットワークが軽くてテンション上がるね。
15に期待と不安
はてなスター頂いてた。
イケちゃんさんありがとうございます。はてなスターがなんなのかよく分かんないけどイイネ的な何かだろう。多分。ありがとうございます。
テンション上がったので更新が早いです。最近公式の動きがあるのも一因だけど。
この記事には、FF15の聞きかじっただけの不正確なネタバレが含まれます。一応ね。
15、もう発売したと思ってたんだけど、まだだったんだ。今月末っぽい。
キングスグレイブを見られていません。旧作、それも6クラスタさんなんかが「一度見放したけどやっぱりこれはFFだった!」って絶賛してらして、早く見たいけど、映画館もうないしな。ちょっと何の媒体で見ようか迷ってます。DVD普段見ないしね。かと言って、スマホやゲーム機の配信サービスで見るのも悲しいものがある。
旧作クラスタって、割と自分のように13くらいからスクエニに対してあんまり期待しなくなったというか、友人にいると羨ましい平均点とってれば怒らない成績表も大して読まない親みたいな、そんな感じになってたと思うんだけども。特に6、スクウェア黄金時代をリアルタイムで知っている人にとってはなんていうかめちゃくちゃ悲しい時代だったと思うんだけども。そんな人達がFFだ!って言ってるので、多分めちゃくちゃ期待していいんだろうなあ。映画版FFの大コケなんてなかったんだ!!
一方15本編ですが。
聞き及んだとこによると。
・何度か発売日を押している(確かにだいぶ前から15の話って聞いた気がする)
・ホストが新宿でパーリーする話ではなく、きちんとファンタジー
・バグがやばい
・おにぎりの容量=バハムートの容量(バハじゃなかったかも)
なんか、ノクト王子は王子なだけに王位継承権があるんだけど、王っていうのは10の召喚士的な、世界に縛られる、かつ世界の切り札となる存在、らしい。で、15はそこに至るまでの物語なんじゃないか?っていう話を聞いた。知らんけど。あとシドニーかわいい。
あと飯の容量がデカイのは賛否両論あるみたいですね。自分は飯なんてテキストだけでもええやんって思っちゃうんですけど、まあ不味そうじゃなければなんでもいいかなあ。それで納期が遅れたんだったら絶許って感じではありますね。
バグはなんとかならなかったんかい。ロマサガ並みな気がするんですけど。バグ動画めっちゃ笑えるんでまだ見てなかったら見るといいよ。なんかもうここはパッチ頑張ってくださいとしか。致命的なのの話は出てこなかっただけロマサガよりマシだけどさ。
Twitterで、おにぎりの容量の批判の流れで、スクエニのことを「細部に神が宿るを勘違いした会社」って言ってるのを見て、なるほどなあって思った。言い得て妙だ。公式サイトの中で、「ディティールに神が宿る、これは本当かもしれない」みたいな言葉があった。ユーザーに「体験」してもらうことが目的で、全体的にリアルさを追求したことが何度も述べられている。
でも本当にリアルじゃなければ体験はできないのか?
FF2のマリア、天野絵しか見ていないのに、ドット絵を見ながらプレイしている間もナイスバディだが年相応に活発な少女を思い浮かべなかっただろうか。筋骨隆々だが所作や表情は優しいガイを。神経質そうだが堂々とした立ち姿のレオンハルトを。描かれないながらも帝国に滅ぼされた彼らの小さな村を思い浮かべて、白い野バラの旗の掛かったアルテアを、くすんでしまった美しいフィンの城を、転がってくる大岩や巨大な戦艦を、不気味に蠢くパンデモニウムを想像し、体験したはずだ。それは、映画を見るよりも、小説を読む体験に近い。
料理にしたってそうだ。小説に出てくる、名前しか分からない挿絵もない異世界や異文化の料理はどれも美味しそうだ。たとえそれがニシンの酢漬けであろうとも、脳内ではきっと再現レシピの数倍は美味しい体験をしている。
環境音や声も同様だし、街並みだってそうだ。ドット絵の少ない情報から世界を作ってきた。9くらいまではその傾向が大きかったと思う。
前のWoFFの記事とも繋がるけど、もし自分がシリーズもののゲームの制作チームの総監督をするとしたら、どうするだろうか?
まず誰もがシリーズの売り、アピールポイントを確認すると思う。つまり、プレイヤーは何を求めて毎作買っているのか。逆に、シリーズに求められていないことはなんなのか。当然そこまでのシリーズを作ってきたスタッフもファンの一人だから聞き込みを行う。それを知った上で時間、資金、人間などのリソースの配分を行う。ごくごく普通の流れだと思う。
で、だ。15の公式サイトには、スタッフのFF観を消して、とか、FFとはこうあるべきみたいなのに染まってはいけない、みたいなことが書いてあって、ちょいと不安。
あと、同じサイトの中に「FF7を超える作品を作る」って書いてあった。売り上げなら目標としていいと思うんだけど、作品自体のクオリティで言ったら7はそんなに高くない。謎を残して未完だし。だから、目指すべきは4、5、6あたりのスクウェア黄金期なんじゃなかろうか。あ、一応言っておくと7だって嫌いじゃないです。ただ、SFC時代に素晴らしい作品がありすぎて、ちょっと霞むだけ。
うーん。
PS4買っちゃおうかと迷うくらいには期待しつつも、会社や制作体質が変わってないのかなという気しているのでまだまだ迷うところ。予約はしないかなあ…
なんていうか、そろそろナンバリングの正当後継で野村野島テイスト、つまり近未来感とか、ベルトとか、黒ずくめとかがないガチファンタジー見たいところであります。12の雰囲気というか、あの社会の流れ感好きだったからあの系統でもいいなあ。9とかCCみたいな絵本感あるのも良いと思うし。もちろん6以前の、社会<人間なのもよいと思うし。
ファイナルファンタジーが遊びたいなあ。
WoFFとゲーム声優
どこにもリンクを貼っていない。
更新してない期間も長い。
のに、なんかアクセスだけは定期的にあってびっくりしている。今月もう、100viewだそうなんだが、どうなってるんだ。どこかで晒されたんだろうか。晒すポイントもない気がするけど。あの、もし何かでリンク張るような時があったら、一言お願いします。
例の如くたくさんある下書きを放置して新しい記事を書いています。情熱がまだあるうちに考えを書いてみたい。
いつもの通り、このブログは一時的に考えたことを垂れ流すだけなので、書き終わった瞬間に考えが変わっているかもしれないし、そうだとしても訂正はしない。
本題。
この記事のタイトルの全文は、「WoFFの体験版をプレイした感想と、そこから考える自分のゲーム声優のキャスティングについての意見」だ。長い。
10/17に配信されたWoFFの体験版を、その日のうちに最後までプレイした。これは18日に途中まで書いてた記事なんだけど、もう発売されちゃったし適当に書き足して放出しておく。
まあ色々首をかしげるポイントも納得するポイントもあったのだが、一番大きく残ったのが「オリジナルキャラクターのキャスティング」だ。
ご存知の通り、10と13以外のオフラインナンバリングやDFFのキャスティングは割と硬派だ。(15は知らない) 年齢の若いキャラにも安易にアイドル声優を使わず、ある程度ベテランを起用している。件の12だって、前に書いた記事の一件から、まあオンドゥルってても良いかなと思っている。彼ばかり喋り捲るってわけでもないし。13と零式は、声優クラスタが声優だけで絶賛するという目にあってから、キャスティングという点ではあまり触れたくない。
WoFFから声がついたナンバリングも、なかなかシブいというか、良いキャスティングだったと思う。ファンアートではくっころ要員みたいな扱いを受けることのあるセリスだって、きっちり良い声帯をもらっている。エドガーもイケメンじゃなく、ハンサムだけど一国の王という風格だ。ファリスなんかシビれた。てっきり若いヒロイン系の女性声優が無理して低い声出すと思ってたから、ドスが効いてて嬉しくて泣きそうだった。FF5をプレイした時に憧れてやまなかったお頭だった。
だがオリキャラ、テメーはダメだ。
声優を起用するゲームで、声優に必要なのは「ずっと聞いても疲れない声か」だと思う。ナビゲーターを務めるキャラクターやセリフを喋るタイプの主人公などの、進行によっては四六時中声を聞く必要があるキャラクターは特に。耳触りが良く、演技力がしっかりしていて、どんな理由でそのゲームをプレイしたとしてもエンディングまで付き合い続けられる声。
DFFをやっていて、自分の操作キャラの声が聞いていられないことはまずない。いや、セフィロスの声が変にええ声すぎてツライとか、対戦相手のトット様に煽られまくってキレそうとかそういうのではなく。もう限界だ聞いてられない、一旦イヤホン置こう、落ち着こう、とはならない。ちょっと声が耳に刺さる感じのあるモーグリだって、めちゃくちゃベラベラ喋る訳でもなく、それに姿形は違えど歴代の可愛かったり勇敢だったりするモーグリ達の思い出補正がかかる。
で、だ。
自分は、あくまでも自分はだが、WoFFのオリジナルキャラ、特に体験版でナビゲーターを務めるタマとセラフィの声が、耳についてしょうがなかった。無理だあれを聞き続けるのは。
タマはいわゆるマスコットキャラ系というか、高めの声でハイテンション気味、「〜なのです〜!」って感じの喋り。セラフィは逆にずっとダウナー系の喋りで、「別にいいんじゃーん?」みたいな。
なんていうか、FFの世界に「メインに近いキャラクターとして」こいつらいていいのかなっていう。
いや別にね、竹達彩奈さんや喜多村英梨さんの声が嫌なんじゃないんですよ。竹達さんはデレマスの幸子結構好きだし。喜多村さんは青エクの出雲ちゃん可愛かったし。
ただ、「FFという作品のファンが」「長時間聞き続ける」という用途に合わないと思うんだ。
セリフも含めて、仮にもファイナルファンタジーの名前を使って、「新しくも懐かしい」みたいな古参も取り込むようなキャッチコピーで、というかレジェンド召喚を大々的に売り出してるあたりFF旧作ファンが対象層で、こんなキャラを出すのかと。しかも原作キャラはマッチしてるもんだから早々イヤホン抜けないし。音楽はいいし。あとぶっちゃけ主人公二人は声要らないし名前変更できないんですか
あと、ほんと街で出会うNPCなら世界観行方不明だったり尖ってる人が居てもネタとして捕らえられるよ。ゼルダのアゲハちゃんみたいな。なぜか大出世してゼルダ無双出てるけど。
そうじゃなくて、同じ外伝だしゼルダ無双で例えるなら、プロクシィがネットスラング多用する上にデスボでパンクファッションに身を包んでるみたいな、そういう感じなんですよ。ゼルダの伝説の、ハイラルの住人じゃねーよって。(プロクシィも結構苛立つ声してるけど、ゼルダの妖精って割とそんなもんだよね)
で、その声のウエイトが結構重い。ヘーイ、リッスン!だけだったらいいんだけど、クセの強い口調のボイスがひっきりなしに流れるわ流れるわ。ツライ。あとぶりっ子&ダウナーがマシンガントークしてる感じ、厨二病の女子を想起させて古傷が痛い。やめろ、かさぶたをほじくるな。厨二病なのは野村絵のファッションセンスだけでいい。
FFと銘打って出すには全体的に痛々しいんだな。だからすごい違和感感じるんだ。
例えば女児向けアニメのマスコットキャラでタマとセラフィが出る。タマはデザインも声もプリキュアとか出ても違和感ない感じ。セラフィはダウナーは問題かもだけど、タマとボケツッコミなら普通にありだと思う。デザインはぴったし。
例えばハーレムものラノベ原作の映像に出る。全然問題ない。声もあってるし。ギャグ要員なのか、実はキーキャラなのかはともかく。
「ファイナルファンタジー」の名を冠するゲームに出る。おかしくない?????
微妙な違和感わかるだろうか。いや微妙でもなんでもなくテメーどこから迷い込んできたんだよ。
話がずれるけど。
FFはどっちかっていうと硬派なRPGだった、と思う。硬派、っていうのはストーリーというより全体の問題。保守的っていうのとも違うなあ。なんていうか、12くらいまでは「心に残るファンタジー・SF小説を読んでる感じ」だった。必要以上にイケメンがモテるシーンも美女のサービスシーンもない。キャラクター、かっこいいでしょ?かわいいでしょ?ってアピールしてくる感じがない。魅力は態とらしくなく行動で示してくる。媚びてこない。だから好きになったのもある。キャラゲーじゃなく、ストーリーのゲームだなって感じ。どっちがいい悪いはないけど、ToLoveるとジョジョを読んでるくらいの違いはある。自分はジョジョの物語性が好きだからジョジョを読む。可愛いヒロインの女の子のセクシーショットや好意表現は嫌いじゃないむしろ好き、だけど、ジョジョにそれは求めてない。
キャラゲー方面で成功しているRPGもある。テイルズシリーズなんて結構容姿・性格ともにバンッと魅力をアピールしてくるキャラばっかりだ。現に魅力的に感じるキャラは何人もいる。キャラから気になった作品もある。けどFFにそれは求めてない。FFの、緻密な世界観や壮大なストーリーに惹かれているからFFの新作をチェックしているのだ。キャラを好きになるとしてもストーリーからだ。
FFのキャラは、背中で語る。なんて言ったらいいすぎだけど、普段は魅力を前面には押し出してこないけど、ここぞというイベントで「この人すごく好き!」って思える感じがする。
例えば6のセッツァー。自分が長いこと好きなキャラだが、彼自身に差し迫った旅の目的はない。そこそこ大事なイベントも特に目印もなく見逃せるタイミングにある。なんていうか、崩壊前まではそんなにパッとしない。彼の見せ場は崩壊後だ。ダリルの墓、それからエンディング。彼自身スカーフェイスで天邪鬼で根無し草、酒もギャンブルも嗜むどころじゃないし、スペック的には大して魅力的な訳じゃない。でもプレイし終わった時には、「最高の仲間だよ」と言えるようになっている。ダリルの墓なんてFF6の中でも屈指の燃えるシーンだ。
(ここまで10/18)
まあ何が言いたかったかというと、キャラゲーにいい悪い言うつもりはないけど、FFはキャラゲーじゃないでしょって話だ。セッツァーの例とか要らなかった。
フォロワーさんがWoFF製品版をプレイしているようだ。彼女は自分とはかなり異なる、「やりこむ」タイプのシステム重視プレイヤーだけども、彼女的にはノセノセの組み合わせとか図鑑埋めがやりがいがあるようだ。
また別でRTされてきたツイートでは、モンスター図鑑のギャグが寒いという画像が。申し訳ないけどクソ寒かった。ウケると思っていたならライターを変えろってレベルだ。だるーん口調となのです口調もあるし、ワザとじゃなくて本当にウケると思ってたのかもしれない。やめてくれ。
ストーリーについてはまだ感想を見ない。自分はスマホゲーでDFFシリーズのオペラオムニアに期待をかけておく。あとサガのスカーレットグレイスは買いたい。やっぱり安定したスタッフ陣に安心させられる。
FFは新規層が増えた7ですら今年で20周年だ。ファンはここまでのFFの歴史を踏まえて期待して新作をチェックする。その重みというか、歴代作品に魅了されたプレイヤーを蔑ろにしてはいかんと思うし、こういう所の積み重ねがあるんじゃないかなあと思ったりするんだ。
オチはない。
FFキャラの属性分類①
DFFキャラの違和感
Kiss Me Good-Byeの英詞を考える
前回に引き続き12の話。
9とか10-2でもあったけど、12でも劇中歌は英語、テーマソングは日本語、という風になっていて。特に9のMelodies of Lifeの歌詞とか、英語が先なんじゃ?って秀逸具合。
後々9も書きたいけど、今聞いていた12から先に書いてしまおう。
この曲、英語の歌詞と日本語の歌詞がちょっとしかかぶらないというか、歌ってる内容が直訳じゃないんだよね。ぼんやりと日本語に訳してみました。ぼんやりとというところがポイントでかなり自然になるように意訳してます。
あなたは私の愛情だけがあればいいと言っているけれど
それは正確には本当じゃないって分かってる
そこにはあなたが探し求めていたドアがある
冒険し尽せないほどの様々な世界へのドアが
あなたが一人きりで進まなければいけないなら
私は自分で乗り切ってみせる
Kiss me good-bye,愛は追憶
心の赴くまま、あなたの人生を見つけて
愛した人の死に涙は流さないわ
私があなたの夢を現実にするから
時間が経つにつれ分かった,あなたは気づくだろうと
私があなたを解き放ってあげられるくらい愛していること
飛べる翼をあげるから
恐れは空に投げてしまえばいい
Kiss me good-bye,愛は神秘
一生あなたを近くに感じてる
愛する人の死に涙は流さないわ
私があなたの夢を現実にするから
(以下繰り返し)
なんていうか、12を踏まえたうえでの意訳であり、元々の歌詞も主語がバンバン抜けてたり語感で時制が変わってるっぽいところがあったりするので、ほかの方と解釈が違うことはありえると思います。微妙だったところはまず訳してないというガッカリクオリティだけど、英語の勉強サイトじゃなくて考察サイトなんで勘弁。
日本語歌詞に合わせて女性の口調で書いたけど、実際はアーシェとラスラの心情が混ざってる感じですね。自分の思うアーシェの部分は赤、ラスラの部分は青にしてみました。
二番のBメロが日本語の一番のBメロとちょっと似てる。
memoryを記憶でなく追憶と訳したのは、ニュアンス的なもの。記憶っていうとどうしても9の記憶のイメージがあるし。去りし日の思い出っていう感じ。帰ってこない日々というか。
「私があなたの夢を現実にするから」のところは、かなり直訳的にしてしまってニュアンスは遠い。ものすごく意訳するなら、「私があなたの道を進むから」「私があなたの遺志を継ぐから」という感じ。put the dream in my realityは「夢をかなえる」というより、「(誰がなんと言おうと)私にとっては現実となる」という意味らしく、まさに本編のアーシェだよね。「私があなたの復讐を果たすから、涙は流さない」というか。
二番の「時間が経つにつれ~」はなんていうか訳すの難しい。ここはラスラだと思う。12のストーリー込みで意訳してしまうなら、「きっと君は気づくだろうと分かっている、僕が貴方を解き放ってあげたいくらい愛していることを」って感じ?ラスラは復讐を望んでいなくて、むしろ自分の死に囚われ続けるアーシェを解放してあげたいという。
for love's mortalityを「愛の終焉」と訳さなかったのにも12のストーリーを踏まえた上です。アーシェとラスラの愛は終わったわけではなく、ラスラが死んでしまっただけ。loveには「愛する人」という意味もあるからそちらを取ってみました。mortalityっていうと人間の死の方がイメージとして大きいし。
日本語の歌詞は、一番のABメロがラスラ、一番のサビ以降アーシェって感じがする。英語版のアーシェがまだラスラの幻影に囚われ続けているのに対して、日本語版のアーシェは乗り越えたあとみたいだ。